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恋文の技術

恋文の技術

京都の大学院生が教授に「研究しに行ってらっしゃい」と僻地に移動させられて、周りに何もないので京都に住む友人や家族、先輩、家庭教師をしていた教え子、森見先生に手紙を書きます。文通の始まり。この本は彼がみんなに出した手紙が掲載されています。手紙しかないんだけど、ちゃんとみんながどんな行動を取っているのかが分かるようになっててとても楽しい。
やっぱり手紙はいいものです。みんな勝手に書いて勝手に送ってくる。そして返事を書くとまた返事がくる。その時間差が大事だし、返事がないからって「もー、あの人全然返事くれんっちゃけん!」などと思ってはいけないのです。そこには何かがあるからです(何もない場合もありますが)。待てば大体返事がきます。それがいつだか分からないのがまた楽しい。短くても長くても、一筆箋でもハガキでも。なんでもいいので誰か久しぶりな人に手紙を書いてみるのもいいのでは?きっと楽しいと思います。私は最近知り合った人2人に贈り物をする機会があったので手紙を書いてみました。お返事はなくていいんですけど、もしかしたら・・・と思うとドキドキします。
・・・そんなもんです。